敢えて首は突っ込まないでいたのですが

http://d.hatena.ne.jp/JuliusCaesar/20060703
カエサルさんから意見を求められたので、ここに記します。
えっとまず言いたいのは「ハロプロだからこの程度で済んだ」ということです。
自分はavex系アーティストのスタンディングライブで同じくらい酷い目を見てきましたし、
これがもっとロック系のアーティストの現場だったらさらに大変なことになってたと思うのです。


それでいてライブが終わってから、「盛り上がって楽しかった」と肯定的な意見が出ることはあっても、
惨状についての意見が出てくることはほとんどないと思います。
ですので、このことを真剣に考える人が多数いて、
今後の現場のマナーに生かそうとしているのは、さすがごっちんファンだと思いました。


この問題については過去にも
http://d.hatena.ne.jp/srs221/20060319
とか
http://d.hatena.ne.jp/srs221/20050722
とか
http://d.hatena.ne.jp/srs221/20050522
で取り上げており、それらをまとめると
「東京のライブハウスなんて恐ろしくて行けたもんじゃない」
というのが持論です。
これまでにもあちこちのライブハウスへ参戦しましたが、
意外にも広島や大阪はおとなしく、
これが名古屋→東京と、東へ行くほど酷くなります。
MCだって大阪のお客さんのほうが、東京よりもちゃんと聞けています。


ですのでガラスのパンプスが出たときも、
最初はCDを買い続けていたのですが、
シークレットライブの会場がStudio Coastと分かった時点で行く気がかなり失せてしまい、
結局5枚買って当たりが出なかった時点で諦めたのです。
Studio Coastは3年前に神田姉妹が出演したイベントで行って、
1000番近い番号にもかかわらず開演直後にmoveヲタに押されて気がつけば3列目になった経験があるんですが、
それだけ他の人が押されたのだと想像します。


今回シークレットライブのレポを見て、
確かにステージが低かったり、
全スペースを開放しなかったにも関わらずに定員いっぱいを詰め込んだり、
一般客には2階席を開演直前になるまで開放しなかったりと会場側の不手際も目立ちました。
しかしおととしのdream@O-Eastでも2階席は関係者限定だったし、
1階席は詰めるだけ詰め込んでいたので、
「ライブハウスというのはこういうもの」だと思うのです。
女性と言えども会場がライブハウスと分かった時点で、
そのへんは覚悟して行くべきだと思います。


はっきり言ってライブハウスには人権なんてないですよ。
自分はいつも荷物は最寄駅のコインロッカーに預け
(会場のロッカーは小さかったり数が少なかったり、ひどいときは会場内にあって荷物を入れるだけで無駄な時間を使うので)
何も持たずにTシャツに短パンというのが当たり前。
せいぜい持つのはドリンク代と(これももちろんお釣りの出ないように)
喉が渇くので、ポケットにゼリー状飲料や飴玉を忍ばせる程度です。
靴紐は靴の中に入れて…と、こうでもしないと何をされるか分からないからです。
入場してからも、いい場所を確保するためにトイレもドリンクサービスも我慢。
ライブが始まったら自分の場所を守るために必死に戦う。


最近は年のせいか、こんな思いをしてまで参戦するという行為に激しく疑問を覚えています。
都内の1000人以上入るライブハウスは即刻閉鎖すべきか、
定員を半分にすべきだとまで思ってます。
あんなとこで「音楽を聴く」という行為ができるやつらの神経が分からない。